娘が唐突に、話しかけてきました。
「ママ、私、もっと小さい頃、いっぱい嘘ばっかりついてた」
「どんな嘘?」
「いっぱい。例えば、自分で鉛筆かじったのに、プリン(犬)のせいにした」
「そう。それでどう思った?」
「嘘をついたら、自分に返ってくると思った」
「そうだね。でも、どうしてそう思ったの?」
「さっき、これ散らかしたの、本当に私じゃなくて、プリンがやったのに、ママは『犬がそんなことするわけないでしょ』って信じてくれなかった。でも、本当に、やったのは私じゃないの。」
「そっか、信じてあげなくてごめんね」
「ううん、私が悪いの。小さい時、嘘ついてプリンのせいにばかりしてたから、それで、今、信じてもらえないんだなってわかったの。」
「そっか、よくわかったね。」
自分がしたことは、良いことも悪いことも、きっちり自分に返ってくるものね。
だったら、良い種を蒔いおいた方が良いもんね。
その時、些細な会話から、娘の心の成長を感じた、しあわせなひと時でした。